GPS 測位法の5分間理解 - SonofSamlawのブログ

GPS 測位法の概説

簡単そうでなかなか理解できないのでは？　どの資料を見ても、肝心なところが書いてありません。そこで世界で一番簡単に、完全に説明してみますね。

参考

ここでは、

によって説明する。

　　　　　　　　　　　　図１　問題の構成

受信機が計算した4つの衛星までの距離を　R1,R2,R3,R4　とする。これは単純に、

「衛星から送られてきた送信時間と受信した瞬間の受信機の時計で測った時間の差に光速ｃをかけて求めたもの」

である。ここには衛星の時計と受信機の時計の違い（⊿ｔ）による誤差が入っている。

　これを詳細に書くと

　　　　　　　　　　　　　　　i=1,2,3,4　　　　　　　　　　－－（１）

となる。xi,yi,yi,は４つの衛星の位置座標、xp,yp,zpは受信機の位置座標である。⊿ｔは受信機の時計の誤差、biは各衛星時計の誤差である。

Ｒｉは各衛星からＰまでの距離で、電波を発射した時間とＰに到達した時間の差に光速ｃをかけることにより求まる。時間差は電波に書かれたマークの到達時間と、その後に書かれた発車時間データによりわかる。

　　（１）式は４つの連立方程式で未知な変数は　xp,yp,zp　と　⊿ｔ　である。

　　４つの連立方程式（１）式はニュートン法などで解かれる。

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