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うひょひょ

コンデンサ問題 電荷q挿入問題 3(まとめ)

ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2015/11/19)投稿日:2015/11/19    

 

  難しいコンデンサの問題である

 

コンデンサ問題 電荷q挿入問題 - SonofSamlawのブログ

コンデンサ問題 電荷q挿入問題 2 - SonofSamlawのブログ

の続きである。原理的な問題を解明する。

 


■質問

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12152128297

高校 物理 コンデンサー       

この問題なのですが+qに帯電した金属板を挿入してからの現象がよくわかりません。
Aが帯びる電気量も回答によると-qx/d
と記載されていますがよくわかりません。
 解説よろしくお願いします。 

 


この問題について考察した。

(1)

http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n366118

(2)

http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n366333

さらに似た問題についても考察した。

(3)

http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n367178

 


  そこでこれらの問題に現れる「大地への接地」というわけのわからないもののメカニズムを明らかにする。結局、「電荷を対象物に注入する」ということなのであるが、これがもっと別な「自然な方法」によってなされるのである。

 


  上の試料(1)(2)で、Cを大きくし(わかりやすいように球体にする)、さらに十分に離すことを考える。

  


     図1 Mに電荷q(>0)を置いたときどうなるか?

 


  図1はMに電荷q(>0)注入し、十分離れたC(大地)と導体でつなげたものである。Cの半径r1は十分大きい。すると、電荷分布は図1のようになり、C内を含め導体内の電界は=0になることがわかる。Cでは球面にqが分布するため、C内の電界は=0であり、周囲の電界は、

  K/r^2

となるから、r2が十分に大きいとき、A,Mや、つないだ導体内の電界はーー>0になると言える。

  このような極限が大地モデルであり、これは対象物に電荷を注入することの等価になるのである。