SonofSamlawのブログ

うひょひょ

ハートレー発振器 発振条件

ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2015/1/18)投稿日:2015/1/17    

 

 有名なハートレー発振回路の発振条件を、開ループ特性(一巡伝達関数)から考える。

 


参考

コルピッツ、ハートレー発振回路

http://ifdl.ec.t.kanazawa-u.ac.jp/~akita/class/old/07/ic2/08.html

コルピッツ発振器の原理

コルピッツ発振器の原理  - SonofSamlawのブログ

 

 

  図1を解析する。  

          

             


                    図1 ハートレー発振回路

 

  voからviまでの伝達特性を計算する。


             図2 voからviまでの回路

 


  R1,R3がない場合を計算する。i=vo/R3である。

 


  

                               ---(1)

 

 R1,R3を考慮するには次の置き換えをすればいい。

 

                           

                               ---(2)

 

     すると、

 




                


                            ---(3)  

 


  上の関係をAとする。

 


      vi/i=A

 


  すると、一巡伝達関数Gは、

 


     G=ー(R2/R1R3)*A           ---(4)

                               ---(5)

 

  ここで、(5)式の2項目においてR1-->∞とすると、(6)式のように近似できる。

                                 ---(6)

     

  発振条件は (6)式のsをjωに置きかえたとき、位相=0、ゲイン>=1である。(3)式の分子はーj*正数だから、分母もj*正数でなければならない。 

位相=0より、

        ーω0^2(L1R3+L2R3)+R3/C=0

         ω0=1/(√((L1+L2)C)     ---(7)

 


ゲイン>=1より、

                              ーーー (8)

ω0は(7)式を使うと、

 


         (R2/R1)((L1/L2)>=1