ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2013/3/28)投稿日:2013/2/8
マイコンクロック発生用発振器の発振不良対策R2
マイコンなどに発振子をつけて発振させる場合、発振せず、という問題があります。この対策として、図1のようにR2を入れることが考えられます。
図1 マイコンなどの発振器
この回路は、コルピッツ型です。図1のxtalはLの代わりです。A1はCMOSでのインバータです。R1はA1のバイアス電流供給のためにあります。発振不良は、A1のgmが小さいために起こります。特に上のmosTrからしたのmosTrに切り替わる部分でgmが小さくなっているのです。mos型のTrでも、Vgs-Idの関係を考えればわかりますね。
そこで、R2により動作点をずらせるわけです。gmが大きい点にずらせるわけであります。もし、発振せず不良が出るようなら、緊急的にこうするしかありません。
R1は動作点を設定するためと、IN部分のMOSTrにバイアス電流を供給するために必要です。
参考
http://sudoteck.way-nifty.com/blog/2012/10/cmos-7e8f.html
ですが、バイアス電流のことがまったく考えられていない回路ですので注意です。