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エミッタフォロワ回路の発振、局部発振

 


ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2013/10/16)投稿日:2012/11/15    
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エミッタフォロワ回路の発振、局部発振

トランジスタオペアンプ

 

参考

コルピッツ発振器の原理  - SonofSamlawのブログ (hatenablog.com)

 

 パワー回路は発振することが多い。それはエミッタフォロワ回路が発振する例が多い。エミッタフォロワ回路はコルピッツ発振器になってしまう。コレクタ電流Icが大きいとgm=38Icでgmがおおきくなるからである。つまり、Icが大きくなったとき発振する局部発振が現れる。

 

 

  Fig.1のようなエミッタフォロワ回路は発振の恐れがあります。とくにパワー用途においては顕著である。それはコレクタ電流が大きいとトランジスタのgmが大きくなるからである。

  パワーオペアンプなどでも発振しやすい。これはOUT段のエミッタフォロワの発振であることが多い。通常のオペアンプでは起こらないのは、OUT電流がすくないためにOUT Trのgmが小さいためであろう。BJTのgmはコレクタ電流に比例して大きくなるからである。だから、電流が大きくなったところで発振する、局部発振となることが多い。

 

    



  それは、Fig.2のような構成になってしまうからです。C1は浮遊容量、C2はトランジスタの寄生容量、L2は配線のインダクタンスである。

     


 これは、変形コルピッツ回路であり、等価回路はFig.3のように書ける。

コルピッツ発振回路とは、
C1と
C2,L2の直列の
並列回路に電流を流し、
C2の電圧をベースーエミッタ間に加えるもの(Fig.5に示す)であるからである。

      


  対策としては、エミッターGND間に、0.1μ+10Ω を入れるのである。これによって、発振の恐れがある周波数において、エミッターGND間を数Ωの抵抗にしてしまい、ゲインを下げるとともに、R性にしてしまうのである。これは、パワー用途においてよく使われる。

  通常では、ベースに抵抗R2を入れる。

 


               発振防止方法 

 

 

    


             普通のコルピッツ発振器