ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2014/2/3)投稿日:2013/3/13
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OPAMPによる電流源回路
OPAMPを使った電流源回路です。
■双方向電流源
GNDマークは、単電源中ではVrefと思ってくだされ。
図1 基本的電流源回路
まず、図1です。
VIN=V1より、
Is=VIN/Rs
IL≒Isより、
IL=VIN/Rs
図2 図1の回路でRLにかけられる電圧を倍にした回路
図2はたしか昔昔VCMの駆動に使った回路です。日立かどこかのメーカー資料に出ていたものであります。VINからV3へのゲイン(A)は、1より少し大きくしておきます。VINが正であるとすると、VIN=V2とするためには、
Is=(V3-V2)/Rs=ーVIN*(A-1)/Rs
をRsに流さなければなりません。そのためV1が負方向へ動きます。この動ける範囲が、ほぼ電源いっぱいであるところが図1の回路と違い、図1と同じ電源電圧にて約倍の電圧をRLにかけられます。
ただし、
IL≒ーVIN*(A-1)/Rs
となるところが注意です。
図3 別の考えによる回路
図3は差動回路を利用したものであります。VIN,V2,GNDからV1への電圧を考えてみますと差動回路の原理から容易に、
V1=(VIN-0)+V2
すると、
V1-V2=VIN
Is=VIN/Rs
フィードバックに流れる電流が無視できるとすれば、
IL≒VIN/Rs
図4 図3の回路でRLにかけられる電圧を倍にした回路
図4は、図3の改良で、RLにかけられる電圧を倍にしています。V3はGNDですから、上半分の回路動作は図3と同じです。しかし、
IR1≒IR2
ですからV5はV2に対して逆方向にふれ、図3に比べ、倍の電圧をかけられるわけであります。
http://bbs.ednjapan.com/ADI/index.php?bid=4&v=1363048947isnjXX
によるものである。
■1方向電流源
図5 1方向電流源
Ic=IN/R2
図6 1方向電流源
IL=V/R1