ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2013/8/17)投稿日:2013/8/17
構造言語学の著書ジョナサン・カラー「ソシュール」(川本茂雄訳、岩波書店)では、これに関連した科学哲学者ホワイトヘッド(一八六一年生まれ)の意見が引用されている。
何世紀にもわたって哲学的文献につきまとってきた誤謬は、
「独立した存在」という観念である。そのような存在方式はない。
どの存在体も、それが宇宙の爾余(ジヨ、その他のもの)と互い
に結び合わされている仕方を視点とし て理解されねばならない。
全てのものが関係しているという考え方は大胆に思えるかもしれないが、「我々は独立していて、他のものとは無関係に自分の意志のみで行動している」という仮定のほうがはるかに大胆であると思わないか?
つまり、預言者はこの我々には隠された関係を感じ取る能力があるのかもしれない。