この問題に関する資料である
■資料1
http://nessty.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_29bc.html
ーーー引用ーーー
アポロ月着陸船で月面にコーナーキューブという反射板を置いてきたと言っているけど、それに対して地球からレーザー光の照準って合わせられるの?って事を↓で書いた。(Wikipediaコーナーキューブへのリンクもあります)
素朴な疑問を疑問のまま持ち続ける高い能力を持ている私が、いま思い出して検索してみたが、どうも「月と地球の距離を測るのに利用されているそうだ」という伝聞と、その観測はマクドナルド天文台という所を中心に各国が参加して行われているとか、日本でもトライしてその装置は今オーストラリアに搬送され「カンガルー」と呼ばれている(成功したという話は出てきていない)とか以上の検索結果を得られないでいる。
それだけあれば十分じゃないかって??
全然。
月面上に測量もせずに適当に置いた小さな反射板に、地球からレーザーの照準は合わせられるはずがないと思う。合わせられる設備があったとしても地球って微細振動してるから、照準を合わせようとすればするほど照準が定まらなくなると思う。正直者ほど失敗ばかりすることになる。
また、反射して戻ってきた光を捕らえられるのか?
だいたい適当に月に置いてきたコーナーキューブが正確に反射を返せるのか?月も微細振動していると思うし、反射構造は月の温度によってゆがむだろう。それは計算できてるって?まさか。100年後だって出来ないだろう。拡散する光で適当に「役所の方から来ました」と照らすんじゃなくて、細い直進光を送るんだ。何万分の一度の角度を管理しなきゃいけないんだぞ。
そのような照射角度管理が出来る装置があったら「プロジェクトX」で「そこに日本の匠の技があった」とやってるはずで、やってなかったという事は「日本の匠」という必須項目が欠落している事になる。つまり照射角度管理できる機材は存在していない。
今度日本が送る月周回衛星(セレーネ)がらみでも、この反射板と関連する話は出てこない。月面上に反射板が無い事は関係者の暗黙の了解事項で触れない紳士協定があるのか?
やっぱし、人類は月に降り立ってないし、反射板も置いてきてないと思う。
■資料2
http://risingsun-kiri.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-227d.html
ーーー引用ーーー
「NASAがアポロ着陸地点のレーザー観測を中止、技術的理由で観測不能」
2009年7月24日 テクノバーン
先月19日に、フロリダ州ケープカナベラル空軍基地から打ち上げたNASAの月観測衛星「Lunar Reconnaissance Orbiter(ルナー・リコネッサンス・オービター)」が アポロ月着陸船の着陸地点に関してだけ、技術的な理由でレーザー測地計「Lunar Orbiter Laser Altimeter(LOLA)」を使った観測 をオフにする操作を行っていることとが判った。
LOLAは観測機から月面に向かってレーザーを照射し、反射光を受信することによって月面の標高さを数センチという精度で精密に測定する装置。
しかし、アポロ11号、14号、15号の着陸地点には、地球と月との距離の精密計測を行うために設置されたレーザー反射板「Lunar Ranging Retro Reflector(LRRR)」が設置されており、LOLAのレーザーがLRRRに当たると、想定されている1000倍近い反射が受光装置にまで届き、受光装置が損傷を受ける可能性が高いことがアポロ着陸地点に関してのみレーザー観測の操作をオフにした理由。
NASAでは同等の理由から、他にもロシアから情報提供を受けることによって旧ソビエト連邦が1970年と1973年に月面に投入した「ルノホート(Lunokhod)」月面探査車の着陸点に関してもLOLAによるレーザー観測を中止した模様だ。
NASAではこの問題に関して、アポロ計画の着陸地点にレーザーを向けることはカメラのフラッシュライトを直接目に受けるようなものだと説明している。
-ーー引用終わりーーー
■資料3
論文
http://www.spaceguard.or.jp/RSGC/results/sgr2pdfs/noda.pdf#search='アポロ+レーザー+反射板'
これですが、肝心なところで逃げています。