高精度オペアンプ(OPAMP)とは?
オフセット電圧が小さいOPAMPです。
OPAMPと抵抗などでAMPを構成したとき、INが0なのに、OUTが
0でなく、Vofになってしまっているとき、これをオフセット電圧といい
ます。
これは、OPAMPの入力換算オフセット電圧eofと入力バイアス電流
ib1、ib2(OPAMPの2つのIN端子の値)により生じます。
この3つが小さいもの、そして温度係数が小さいものを「高精度」と
いいます。
■DC信号処理の一番の問題は、上記のVofなのです。0を入れても0と
ならない、ということです。少しずれてしまう、下駄が履かされてしまうの
です。これは、いつも大問題になります。
現実的にはポテンショメータで調整することが多いですね。ただし、温度に
よって変化してしまう場合はお手上げです。
■高精度OPAMPの極めつけは、「ゼロドリフトOPAMP」です。内部
回路によって、つねにeofが監視され、補正されますから、eofは、平均
的に0である、といってよいですね。
http://bbs.ednjapan.com/ADI/index.php?bid=4&v=1305665467ePQLrc
は参考に。