ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2015/10/23)投稿日:2015/10/23
周回積分についての話題
■質問
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14151734054
物理!以下の線積分の間違いを指摘してください。
、
本当は答えが-abになるはずですが、答えが0になります。原因はどこかの符号がおかしいためなのですが、どこがおかしいか全くわかりません。
以下が自分の解答です。
http://download5.getuploader.com/g/u_rela/2/image.jpg
解答に書き間違えはないはずなので、おかしな点があれば、その点を挙げるだけでなくなぜダメなのかを教えていただけると幸いです。
よろしくお願いします。
■回答
A-->B
の線積分は
dl・D
=dlx*Dx+dly*Dy
ここで、
dlの方向はA-->Bに進んだときの各点で進む方向です。
よって、
∫(A->B)(dlx*Dx+dly*Dy)
=∫(A->B)(dx*Dx+dy*Dy)
=∫(A->B)(dx*y+dy*(ーx))
=∫(aー>0)dx*(ー(b/a)x+b)
+∫(0->b)dy*((a/b)yーa)
=(1/2)ab-ab+(1/2)ab-ab
=ab-2ab=-ab
A->B間線積分の答えーー>-ab
どうですか?
■線積分の仕方について・・・
下図でかんがえます。
図1
積分路はL(L1,L2、L3)です。ここでベクトルD
(Dx,Dy)を線積分することを考えます。
Lの方向は図の通り。
∫(A->B)D・dL
=∫(A->B)(Dx*dLx+Dy*dLy)
これは、つぎのようになります。
dLx=dx、dLy=dyである。
当然dx。dyは負にもなり得る。
符号は座標の方向で決まる。
すると、
=∫(A->B)(Dx*dx+Dy*dy)
+∫(B->C)(Dx*dx+Dy*dy)
+∫(C->D)(Dx*dx+Dy*dy)
これはこうなる。
=∫L1(a->b)(Dx*dx)
+∫L2(b->c)(Dx*dx)
+∫L3(c->d)(Dx*dx)
+∫L(e->f)(Dy*dy)
こうも書ける。
=∫L1(b->a)(ーDx*dx)
+∫L2(c->b)(ーDx*dx)
+∫L3(d->c)(ーDx*dx)
+∫L(f->e)(ーDy*dy)
■さらに検討
図2
図1についてこれを図2で考えてみる。L上でA->Bの方向での線積分を考える。
この場合、dxはdLの方向とx座標の方向から、dxの符号は負である。これはつぎのように書かれ計算される。