ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2013/8/10)投稿日:2013/8/10
ILがRLによらない
テブナン定理使います。
VoをViから求めます。
それにはまず、V+をVi,Voから求めます。
まず、RLがない場合、R2,aR2、Vi、Vo回路のみ考えると、V+は
V+=Vi*aR2/(R2+aR2)+VoR2/(R2+aR2)ーー(1)
となります。
テブナンの定理ではこれがテブナン電圧VTです。
そして、
テブナン抵抗RT=R2//aR2ーー(2)
です。
RLがあった場合、VT、RT、RLより、
V+は
V+=VT*RL/(RT+RL)ーー(3)
一方、V-=VoR1/(R1+aR1)ーー(4)
OP AMPが正常動作していれば、V+=V-
であるから、(3)(4)式より、
VoR1/(R1+aR1)=VT*RL/(RT+RL)
(1)式をいれ、
VoR1/(R1+aR1)=(Vi*aR2/(R2+aR2)+VoR2/(R2+aR2))*RL/(RT+RL)
Vo/(1+a)=(Vi*a/(1+a)+Vo/(1+a))*RL/(RT+RL)
Vo=(Vi*a+Vo)/(RT/RL+1)
Vo(1-1/(RT/RL+1))=Vi*a/(RT/RL+1)
Vo=Vi*a*RL/RTーー(5)
ここで、(1)式より
VT=Vi*aR2/(R2+aR2)+VoR2/(R2+aR2)
(5)式より、
VT=Vi*aR2/(R2+aR2)+Vi*a*(RL/RT)*R2/(R2+aR2)
VT=Vi*a/(1+a)+Vi*a*(RL/RT)/(1+a)
VT=Vi*(a/(1+a))(1+(RL/RT))
VT=Vi*(a/(1+a))(RT+RL)/RT
、
そこで
IL=VT/(RT+RL)
=Vi*(a/(1+a))/RTーー(6)
(2)式より、
RT=R2//aR2
=R2*a/(1+a)
IL=Vi/R2
ですからRTはRLにはよらない。
よってILはRLによらない。