ベートーヴェン第九の魅力
この曲はどのくらいすごいのか?
■質問
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10162403610?fr=chie_my_notice_ba
ベートーベンの中にみる、20世紀音楽について
第九です!
第1楽章の開始の、空虚5度は、そのまま、ツァラトゥストラの冒頭そのままですし、ブルックナー開始ともそっくりです。
https://www.youtube.com/watch?v=3SZ9QzGg95g
第4楽章のソプラノのパートは、途中から調整が無調整に近く揺らぎます。これは、ドビュッシーの先取りのように聞こえます。
わかりやすいのは
https://www.youtube.com/watch?v=ljGMhDSSGFU
の 18:10 ~ 18:16 のアルトのパートです。
第九は聞き飽きたと思って、いままで聴かないできましたが、聴くたびに新しい発見がありおどろいています。
この考えはいかがでしょうか。どうぞご批判をたまわりたく存じます
。
■回答
私は音楽が余り合いません。聴き始めたきっかけはテープレコーダや蓄音機を買ってもらったとき無理やり聴いたのがきっかけです。
それで、ある程度聴いたのですが、どうもつまらなくなりやめようかと思ったのですが、第九の1楽章を知ったとき、考えが変わりました。中学3年の時です。他の曲とは全く違うつくりであります。何度聞いても未知であり、全く飽きません。いまでも、把握できないのです。絶対把握できないように作ってあります。
単純なメロディーがモザイクのように大きなメロディーを構成しています。この着想が飽きさせないのです。あの、意味のないような断片的主題が、いよいよ意味がでてくるのは、展開部でしょう。
とくに、1楽章の展開部分はさいこうにエキサイティングですね。わたしはあまり聞きませんが、想像するだけで興奮しています。
世界中でもっともすばらしいものの1つであります。
ただ、理解できる者はあまりいませんね。選ばれた者のみ理解可能ですね。これに対抗できるのは、バッハのフーガ技法の最後のフーガだけです。
これらを聴くとき、唄嫌いの私は歌っているのです。