SonofSamlawのブログ

うひょひょ

ΔΣADコンバータについてその1

ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2016/3/30)投稿日:2016/3/27    

 


この分野の解説はたくさんあるがわからない。不完全でいい加減な資料が氾濫している。そこである信頼のできる資料を紹介する。図だけを引用した。これだけでもわかる。

 

■資料

1)

http://www.analog.com/library/analogDialogue/archives/39-06/Chapter 3 Data Converter Architectures F.pdf

 のP99(P111)

2)

1)の簡略日本語版

http://www.analog.com/media/jp/technical-documentation/application-notes/AN-283_jp.pdf#search='ΤΙ+ΔΣ+AD+converter'

 


関連資料

3)

デルタシグマA/D変換のメリット

http://www.ni.com/white-paper/11342/ja/

4)

CQ出版社記事

http://www.cqpub.co.jp/toragi/TRBN/trsample/2003/tr0309/0309toku.pdf#search='ΤΙ+ΔΣ+AD+converter'

5)

A/Dコンバータの基本形4(ΔΣ型)

http://www.rohm.co.jp/web/japan/ad_what6-j

6)

論文:AD Conversion Principles and CMOS Circuit Techniques

http://www.a-r-tec.jp/Report-ADC0912.pdf#search='ノイズ+シェイピング+歴史'


7)

半導体と物理、アナログ回路とSpice Simulation

http://www.eda-express.com/hot_topix/2010/04/spice-simulation--pi-research-labo.html

8)ΔΣADCの動作原理(見やすい)

http://www.a-r-tec.jp/DSADC2.pdf#search='ΔΣ+DA+ノイズ'

9)シグマ・デルタADC/DAC の原理【AD社】

http://www.analog.com/media/jp/technical-documentation/application-notes/AN-283_jp.pdf#search='ΔΣ+DAC+ノイズ'

 

 

 

 

  

  デジタルフィルタは、ローパスフィルターで1ビット信号をマルチビットの信号に変換する。

参考

デジタルフィルタとオーバーサンプリング

http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n137547

 

 

 

 



http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n380180

へ続く

 

 

ーーー文献7)より引用ーーーーーーーーーー

で話は戻って、ここでΔΣという変調方式誰が考えたのでしょう?実は、歴史が古く、1962年に安田靖彦(現:早稲田大学教授)によって発表されています。残念ながらΔΣ変調の技術は日本で生まれましたが、現在の製品でいうと海外に圧倒的に負けています。国内でΔΣADC/DACおよび関連製品を自社技術で製造しているのは、YAMAHA旭化成エレクトロニクスセイコーNPC(旧日本プレシジョンサーキット)、SHARPぐらいですね。ほとんどのメーカは、他社のIPを使い製造しています。このΔΣの設計、非常に広範囲な知識が必要になるから、内部の個々設計は難しくはないですが、システム全体の設計が非常に難しいのです。今の日本の設計、いわゆる水平分業では、なかなか設計者が育ちにくいので難しいかもしれません。ただ、アナログ設計技術に焦点を当ててみると、実はその広範囲の知識が必要と言いましたが、デジタルフィルタの設計以外に、あまり技術範囲にあまり変わりがない事に気付きます。実は、アナログ回路の設計(特に低周波)の世界ではあまり使わない知識が多いからです。従来のアナログ設計者はナイキスト図をかける人何人いるでしょう?おそらく1割もいないと思います。それだけ、特に半導体のアナログ設計者は狭い知識で仕事をしてきたからでサラリーマン的な設計者が多いからです。

 

話は設計の話に戻りますが、私自信がΔΣのADC/DACの設計をし始めた頃、書物があまりなく、数々のΔΣADC/DACを分解しレイアウトを読みました。いろいろ調べ日経BP発行の湯川彰著の『オーバーサンプリングAD変換技術』を手に入れました。(今は絶版となっているみたいです)この書物は、今となっては古いですが、ΔΣADC/DACについて、体系的に書かれておりお勧めです。湯川さんと言えば、当時NECの方で晩年は事業部長を歴任されて今は、台湾の会社の顧問と教育に携わっています。私自身は、湯川さんと接点はないですが、6年前NEC時代の湯川さんの同期の方と仕事する機会を持ったり、5年前に湯川さんのいた半導体事業部の設計したアナログICの改良する為のコンサルティングで間接的な接点を持っておりました。