ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2014/10/4)投稿日:2014/10/4
分力の法則、平行四辺形の合成則を証明する
■仮定
仮定1
力の方向と動く方向は同じである。
仮定2
いかなる速度でも、加速度は力に比例する。
仮定3
同じ方向の2つの力の合力は和になる。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11136428471
図1力の分解・成分・合成
質量mにx方向にFx,y方向にFyをかけると、t秒後には、
xt=(Fx/(2m))t^2
yt=(Fy/(2m))t^2
だけ動く。実験的にわかっている。これは絶対に証明できない。動くこと自体も証明はできないのである。これを受け入れるならば、
xt∝Fx
yt∝Fy
0からAまでは直線で、Aに行くためには合力FはA方向を向いていなければならない。つまり、Fという単一の力がかかったことと等価であることになる。
図2 変位の分解・成分・合成
つまり、xt、yt、LとFx,Fy,Fの関係は相似形となる。
だから、
Θ=arctan(yt/xt)=arctan(Fy/Fx)
xt=Lcos(Θ)
yt=Lsin(Θ)
Fx=Fcos(Θ)
Fy=Fsin(Θ)
という関係がでてくる。
逆である力の分解も同様に証明できる。
これから、容易に力の平行四辺形の合成則が出てくる。任意の力はを上のようにx、y成分に分解でき、その成分同士は合成は「単なる和」であるとすれば証明ができる。下図のようになる。
図3 力合成則
■電界でも同じ
これは、電界でも同じで、電荷と電界を力と質量に置き換えることで証明できる。