ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2017/5/12)投稿日:2016/1/18
アンプOUTからスピーカー、音波までを解析した。
1)基礎的なことは
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n140194
2)スピーカーの物理学 Ⅱ
音響インピーダンスと放射インピーダンス
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/9522soundimpedance.pdf#search='音響インピーダンス+スピーカー'
音響インピーダンスの定義が間違っているようだ。
ZA=Z0/S
であるはずだが、
ZA=Zo*S
とされている。
3)音響の基礎理論
http://3dim-lab.com/3dim/okayama_u/oka_41.pdf#search='音響インピーダンス+スピーカー'
スピーカー解析
http://www.hapis.k.u-tokyo.ac.jp/public/makino/lecture/AA15_04.pdf#search='音響インピーダンス'
4)アンプにおける低歪の嘘
http://www.ne.jp/asahi/solanon/non/audio/audio8.html
5)応用音響学
http://www.hapis.k.u-tokyo.ac.jp/public/makino/lecture/
6)ホーンスピーカー(horn speaker)の理解(私のノート)
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n238558
7)スピーカーの物理学 Ⅰ
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/9416transient_impedance.pdf
8)スピーカーの物理学 Ⅱ
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/9522soundimpedance.pdf
9)スピーカーの物理学 Ⅲ
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/9722dynamicspeaker.pdf
図1にコーンスピーカーの完全なブロック図を示す。
図1 コーンスピーカーのブロック図
K1はSPの推力定数
K2は逆起電力定数
K1=K2
K3はSPのコーンのエッジばね定数
MはSP可動部の質量
DはSP可動部の粘性定数
Xmはコーンの放射インピーダンス
ZspはSPのコイルインピーダンス
ZampはアンプのOUT抵抗
Vはアンプ電圧
Pはコーンの抗力
SPの低域での共振は、
ーMω^2+jDω+K3
が最小となる周波数f0でで起こるものです。
図2 スピーカーのブロック図
図3 Xmの周波数特性(文献8)から)
図2は図1を変形したものである。ここで、アンプを電圧源Vと直列のインピーダンスZampと考えている。これにおいて、インピーダンスZeは、
--(1)
となる。また、可動部分の受ける抗力P(音圧)とVの関係は、
--(2)
となる。(1)式の最後のものは、高い周波数での近似である。Zeは、一般に言われるスピーカーのインピーダンスである。6Ωとか8Ωとか言われるもの。G2の分母が共振周波数f0で小さくなるので、Zeは共振周波数f0で大きくなる。これは図1,2に示されている。
(2)式の分母の
G1=1/(Zsp+Zamp) --(3)
が大きいとき、V-P特性はダンピングが効くことになる。アンプが強い負帰還であると、これは電圧駆動になるので、この共振は抑えられる。これが、音が固くなると言われる現象なのである。帰還量は小さい真空管アンプでは、Zampが大きくなり、f0の共振が出てくる。これが音が柔らかくなる、と言われるのである。共振がでると、低音は豊かになるが、反応が遅くなる。つまり、後を引くのである。バスドラムの音は豊かになるが、切れが悪くなるのである。
音圧を強くするにはXmを大きくしなければならない。この効果はホーンによっても得られる。
■ホーンスピーカー
ホーンにより管入り口でのドライバーの振動子の機械インピーダンスんもsXmとなり、ホーンにより大きくできる。
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n142074
Sをホーン入り口面積とすると、上のコーンスピーカーと同じようになる。ホーンについては、
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n142074
で詳細に計算してある。ホーンの役目はドライバ端でのZAを上げることである。