有名なプランクの式
<E>=hν/(e^(hν/kT)-1)
を導出する
■質問
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12139302667/a346762046
プランクの輻射の公式について
左辺を変形して右辺になるプロセスがわかりません…
どなたか教えていただけないでしょうか…?
■回答
ある振動数νの振動子の可能なエネルギーはΔE(hν)の整数倍であるとする。
振動子が可能なエネルギーにある確立
=AΣ(n=0、∞)e^(-n*ΔE/kT)
=A/(1-e^(-ΔE/kT))
=1
∴ A=(1-e^(-ΔE/kT))
その振動子の 平均エネルギー
=AΣ(n=0、∞)n*ΔEe^(-n*ΔE/kT)
=AΔEe^(-ΔE/kT)/(1-e^(―ΔE/kT))^2
= ΔEe^(-ΔE/kT)/(1-e^(―ΔE/kT))
= ΔE/(e^(ΔE/kT)-1)
■
kT<<⊿Eでは、
その振動子の 平均エネルギー≒0
kT>>⊿Eで、
その振動子の 平均エネルギー≒kT
つまり、振動エネルギーはTが大きくないと分配されない。
並進や回転運動への分配が温度に関係がないとすれば、比熱は高温になると大きくなることになる。
■
以下の結果を使った。
Ci=Σ(n=0、i) nr^n
とすると、
Ci-r*Ci
=r+r^2+r^3+...+r^i-i*r^(i+1)
=r(1-r^(i-1))/(1-r) -i*r^(i+1)
よって、
Ci=r(1-r^(i-1)))/(1-r)^2 -i*r^(i+1)/(1-r)