Z変換伝達関数の周波数特性
連続系の場合、つまりラプラス変換での伝達関数G(s)の場合は、周波数特性はG(jω)でしたね。
証明は、
■伝達関数G(s)の周波数特性
伝達関数G(s)の周波数特性 - SonofSamlawのブログ (hatenablog.com)
を参考に。
これと同じことを、z変換での伝達関数で考えればG(z)の周波数特性はG(e^(jωT))であることがわかります。
Tはサンプル周期です。
ここで
sin(ωTn)
のZ変換は
z^-1*sin(ωT)/(1-2*z^-1cos(ωT)+z^-2)
=z^-1*sin(ωT)/((1ーz^-1*e^(jωT))(1ーz^-1*e^(-jωT))
であり、極が
e^(jωT)
e^(-jωT)
であることから、z-->e^(jωT)で周波数特性になることが証明できるのだとおもいます。
連続系の場合は
sin(ωt)
のラプラス変換が、
ω/(s^2+ω^2)
=ω/((s+jω)(s-jω))
であり、極がjω、-jωであることから、s-->jωとおいて周波数特性が出てきます。