ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2013/5/13)投稿日:2013/5/13
図1 ボード線図
フィードバックにおいての発振の問題は、閉ループの極を調べるのがただしいのだが、よく一巡伝達関数から推測しようとすることがある。たいてい、ゲイン1のときの位相を考えて、そこから推測しようとする。しかし、なぜ179°では安定で、181°では不安定なのかいきづまる。
しかし、位相がー180°のときのゲインを調べればわかりやすい。というのは、発振が起こっているときには、位相差は―180°であるからだ。この点でゲインが1以下であるaは安定である。というのは、一巡伝達関数によりどんどん小さくなる。だから安定であると推測される。bの場合は逆であり、安定でないことがすいそくできる。
どうして、一般にこのような見方がされないのだろうか?