ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2014/6/27)投稿日:2013/3/20
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n43066
も参考に
OUT/RRオペアンプOP181の回路解析をしてみた。
まだ書き込み中です
図1 OP181の概略回路図(AD社のデータシートより)
図1を信用して考えてみる。+INとーINの差電圧はIa,Ibの差になって現れる。ここからスタートする。
■Q4,Q5駆動部分
図2 Q4,Q5駆動部分の基本構想
この回路でOUTトランジスタQ4,Q5の駆動回路の基本構想は図2のようなものであると思う。電流源Ia,Ibは+IN、-INのバランスで差が出てくる。
Ia=Ib=Ic
としておけば、増加分、減少分がQ4,5のゲートに注入されることになる。しかし、このようにする精度はないのと、Q4,Q5をAB級動作させるために図1のようにQ3が挿入されたのだと思われるし、また、Q5のバイアス電流をいかなるときでもQ3により確保しているようにもみえる。Q4はそれに従いオフセット電圧の範囲で流すのである。Q5のゲート電圧は、Q3があるため、ある値以下になれない。したがってOUT段はAB級動作できるのである。Q3がQ5のゲート電圧を下げさせないのである。
■Ia=Ibの場合
たぶん設定は、Ic<Iaであると思う。
Ia=Ib=Ic+Id
となるように、Q3のVgsが決まる。これによりQ5がバイアスされる。Q4はこの場合、野放し状態である。
■Ia≒Ibの場合
Ia<Ibの場合、
がQ3なければ、Q5のあそれをゲート電圧はQ5がOFFするまで下がってしまうが、Q3がそれを禁じるのである。Q3のソースはこのとき低抵抗となるからである。
Ia>Ibの場合、
Q5のゲート電圧が上がるモードでは、Q3はカットオフされるのではないかと思われる。そのためQ5のゲートは高抵抗となる。
通常オペアンプのOUT段とRRオペアンプのOUT段の関係は図3のようになる。なを、電流源Icは実際は図3の右図のようになっていると思われる。
図3 通常OUT段からRROUT段へ
■最近(2014.6)AD8591のOUT部分とおなじであることがわかった。