SonofSamlawのブログ

うひょひょ

ストークス定理の厳密な証明

 

  


ライター:misao007009さん(最終更新日時:2017/2/22)投稿日:2017/2/22      
 
 なかなか厳密な証明がかかれていないが、それを試みてみる・

■質問

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13170803368

 


ストークスの定理の証明で分からないところがあります。 

ストークスの定理の証明は、
http://www.iwata-system-support.com/CAE_HomePage/vector/vectana14/v...
このHPのように、「xy平面に平行な微小長方形を考え、そこで定理が成立するので、
 任意の図形でも成り立つ。」としているものが多いと思います。

けれど、微小長方形に平行な平面の座標が(u, v)と変わると、
 定理の
「∫_(C)(F→)・(x→) = ∫∫_(S)rot(F→)・d(S→)」・・・(1)
のF(x,y,z)もG(u,v)と関数が変わってしまうので、
 「∫_(C)(G→)・(l→) = ∫∫_(S)rot(G→)・d(S→)」を変ってしまうので、
(u,v)から(x,y,z)に変換し直す必要があると思うので、それほど単純に明らかではないと私は思うのですが、どうでしょうか?
 変換の方法などももし分かりましたら、合わせて教えて頂けると助かります。

よろしくお願いいたします。 

 


■回答

まず、これみてください。

ーーーーーーー
 ベクトルの回転rotEの正体
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n306354
任意で微小な面Sとその周囲がある場合、ベクトルEの積分
∲(周囲)E・dl
≒∫(Sxyの面積分)(ー<xy>+<yx>)dxdy
 +∫(Syzの面積分)(ー<yz>+<zy>)dydz
 +∫(Szxの面積分)(ー<zx>+<xz>)dzdx
を証明しています。ここで、
∂Ex/∂x (Ex0,Ey0,Ez0における)ーー><xx>
∂Ey/∂x (Ex0,Ey0,Ez0における)ーー><yx>
∂Ez/∂x (Ex0,Ey0,Ez0における)ーー><zx>
と簡略化して書いています。微小な面の中央での微分値です。
≒は、この面Sをーー>0にしたとき、=に近づきます。
ーーーーーーー

   

  この式の右辺はSを微小dSとすれば、
≒(ー<xy>+<yx>)dSxy
 +(ー<yz>+<zy>)dSyz
 +(ー<zx>+<xz>)dSzx
と近似できます。
 dSをベクトルとし、
 dSxy-->dSz
 dSyz-->dSx
 dSzx-->dSy
とかきかえれば、
 =(ー<xy>+<yx>)dSz
 +(ー<yz>+<zy>)dSx
 +(ー<zx>+<xz>)dSy
 =rotE・dS
となります。
こんどは、有限ば曲面Sを考えます。この曲面上で、
∫(S)rotE・dS
を考えます。
 rotE・dSは上の式でdSの周囲線による周回積分に等しくなります。
これを合成すれば、となりの周回路同士で方向が打ち消しあうので、結局Sの周囲による周回積分に等しくなります。
つまり、
∲(S周囲)E・dl=∫(S)rotE・dS