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オペアンプ OPAMP の一巡伝達関数の測定(ミドルブルック法)

ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2016/4/16)投稿日:2012/11/10

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オペアンプ OPAMP の一巡伝達関数の測定(ミドルブルック法)

 

 


OPAMP回路の一巡伝達く特性の測定方法についての話である。

         図1 OPAMP回路


 図1のOPAMP回路の一巡伝達特性を測定したい。そのとき、
図1-2や図1-3のようにVinから信号を入れ、Voutを測定すればいいように思われる。
 しかし、図1-2、図1-3では不明なOPAMPの入力インピーダンスやVoutの出力インピーダンスの影響が無視される。断ち切る位置としては、駆動側の出力インピーダンスが0のところしかない。
 しかし、それは不可能である。等価的に分離して考えることはあるが、現実にそんな場所はないし、もしあっても測定できない場所であろう。さらには、ゲインが大きく、オフセットしないようにするのは困難である。

       図1-2 一巡伝達特性の測定

      図1-3 一巡伝達特性の測定


つまり、フィードバック回路、OPAMPの入力抵抗、出力抵抗の影響を考慮した測定は、閉ループ動作させながsin信号を「注入して」測定するしかない。


以下、その方法を詳細に説明する。見通しをよくするため、いくつかの等価回路を考えてみる。

      図2 OPAMPの入力抵抗R3を明示


図2はOPAMPの入力抵抗R3を明示し、R2と並列に置いた。図2のOPAMPモデルの入力抵抗は無限大とする。

      図3 OPAMPの出力抵抗の明示


 図3では、OPAMPの出力抵抗R4を明示してある。OPAMPの出力抵抗は0であり、ゲイン特性をAとする


      図4 OPAMPの出力抵抗の明示と電流源モデル

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図4では、さらにOPAMPの出力抵抗を明示し、さらに従属電流源モデルとした。電流源は入力電圧Vinに対してーgmVinで動く。図においてこのーが書かれていない。
 gm=A/R4である。

       図5 回路の簡略化


図5では、 フィードバック抵抗R1,R2、OPAMPの入力抵抗R3の回路のVoから見た抵抗をR6とまとめた。また、VoとVinの関係を
   Vin=K*Vo
とした。
  K=(R2//R3)/((R2//R3)+R1)
とする。これからの計算では、R4と負荷Zの並列回路をZoと置くことにする。図5で、一巡伝達関数Tは、
   T=ーgm*K*(Zo//R6)
となる。

       図6 電圧源の挿入

■ミドルブルック法

■フロート電圧源の挿入
 図6のように電圧源eを挿入する。
ey=(ーexKgm-ex/R6)Zo
Tv=ey/ex=ーKgmZo-Zo/R6
 =T(1+Zo/R6)-Zo/R6  
このとき、OPAMPの出力抵抗R4が小さければ、Zoも小さくなり、
 Tv=T
となる。
 

                

         図7 電流源挿入

■電流源の挿入 
図7のように電流源iを挿入する。
(iyーixR6Kgm)Zo=ixR6
iyーixR6Kgm=ixR6/Zo
Ti=iy/ix=R6Kgm+R6/Zo
 =-T(1+R6/Zo)+R6/Zo
このとき、OPAMPの入力抵抗、フィードバック抵抗R1,R2が小さければ、
Ti=T
となる。

■整理してみる
Tv=T(1+Zo/R6)-Zo/R6  
より
(Tv-T)/(T-1)=Zo/R6    

Ti=-T(1+R6/Zo)+R6/Zo
より、
(Ti+T)/(1-T)=R6/Zo

(Tv-T)/(T-1)=(1-T)/(Ti+T)

(Tv-T)(Ti+T)=(1-T)(T-1)
ーT^2ー(Ti-Tv)T+TvTi=-T^2+2T-1
ー(Ti-Tv)T+TvTi=+2T-1
T(-2+Tv-Ti)=-TvTi-1
T=(TvTi+1)/(Ti-Tv+2)

となる。


OPAMP出力だけは、ーになったときを+とするなら、そういう座標を採用するなら、

T=(TvTiー1)/(Ti+Tv+2)

となる。