OPAMP回路を構成したときのノイズの計算仕方をまとめた。
抵抗ノイズは図1のようになる。電圧、電流の2つの表現があり、等価である。T=300°Kにて、
4kT=1.7E-20
√(4kT)=0.13E-9
である。
図1 抵抗のノイズ源の2つの等価な表現
OPAMP回路では図1のように各ノイズが表現される。
図2 OPAMPと構成抵抗のノイズ表現
vn:OPAMPのIN換算ノイズ電圧(V/√Hz)
in1:OPAMPのINー端子ノイズ電流(A/√Hz)
in2:OPAMPのIN+端子ノイズ電流(A/√Hz)
inR1:R1の等価ノイズ電流(A/√Hz)
vnR2:R2の等価ノイズ電圧(V/√Hz)
vnR3:R3の等価ノイズ電圧(V/√Hz)
上の要因を1つづつ考え、かさねの理で考える。
①vn-->vo
vo=vn*(R1+R2)/R1
②in1-->vo
vo=in1*R2
③in2-->vo
vo=in2*R3*(R1+R2)/R1
④inR1-->vo
vo=inR1*R2
⑤vnR2-->vo
vo=vnR2
⑥vnR3-->vo
vo=vnR3*(R1+R2)/R1
これらの合計、
vo=√((in1*R2)^2
+(in2*R3*(R1+R2)/R1)^2
+(inR1*R2)^2
+(vnR2)^2
+(vnR3*(R1+R2)/R1)^2)
がノイズOUT電圧密度となる。
図3 計算例1
図4 計算例2
■LT社資料から
http://akizukidenshi.com/download/ds/linear/lt1115.pdf
のP8と合わせているが合わない。
恐らく間違っている!
図3
図3によると各要素によるvoは、
inR1*R2
enR2
en*G
inR3*R3*G
in2*R3*G
in1*R2
これらをGで割ると、
inR1*R1//R2
enR2*R1/(R1+R2)
en
inR3*R3
in2*R3
in1*R2//R1
図4
図4でやれば、、
enR1*R2/R1
enR2
en*G
enR3*G
in2*R3*G
in1*R2
変形して、
enR2*√(1+R2/R1)
en*G
enR3*G
in2*R3*G
in1*R2
これらをGで割ると、
enR2/√G)
en
enR3
in2*R3
in1*R1//R2
おかしいあわない!
ーーーーーLT社の結果ーーーーーー
et = [en^2 + rn^2 + (in*Req)^2]1/2
G=1+R2/R1
Req=R3+R1//R2
rn=Reqによるノイズ電圧
vo=G*et
■AD社
http://www.analog.com/media/en/technical-documentation/data-sheets/ADA4895-1_4895-2.pdf
こちらは、上の私の結果と一致する。
これは、私の結果と合っている。
■TI社資料
http://www.ti.com/lit/ds/symlink/opa2613.pdf
[http://]