ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2014/3/3)投稿日:2014/3/1
BJTのベース電流のショットノイズとベース抵抗の連携によるノイズの考え方は難しい。ベースにより発生した電流変化がR1に流れて電圧となり、その電圧によって、またベースに電流が流れるというのであるから・・・
ショットノイズはキャリアの流れがとぎれとぎれになることによる電流のノイズである。BJTのベース電流にはこれがある。
図1 BJTのベース電流のショットノイズ
図1で、ベースバイアス電流のショットノイズはbのようなSW操作でモデル化できるとする。バイアス電流をIbとする。このとき、R1の端子電圧の変化Ib*R1である。つまり、Vbの変化はIb*R1に比例する。この電圧で今度は、Icが変化させられる。つまり、Ibのショットノイズ成分ibnがR1に流れ、その電圧がベースにかかり、コレクタ電流ノイズicnになると考えられる。 さらに、Icn=Ibn*βだからコレも考えられる。
参考
ショットノイズについての1957年の論文
ショットノイズについての1957年の論文 - SonofSamlawのブログ
本問題に関して詳しい考察がある。
トランジスタ、OPAMP、オペアンプ回路のノイズ解析
トランジスタ、OPAMP、オペアンプ回路のノイズ解析 - SonofSamlawのブログ
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