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トランジスタ コモンエミッタ(接地)回路の厳密な計算


ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2016/4/18)投稿日:2013/5/22

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この回路の正確な計算結果を示した。

 

  

 


    図1 回路
 

 

 

 R1,C1の並列回路をZ1、R2,C2の並列回路をZ2,CcをZ3と置き簡単化した。  

 

 (4)式が結果である。(1)式は電流源iとVx*gm2を重ねの理で考えた。片方づつ考え結果をたした。(2)式も同じである。(3)式は(1)式の変形で、これを(2)式のVxに代入して(4)式を得た。式中の//記号は並列を示す。

 

 

   さて、ミラーよる(近似回路では、(5)式となる。

   


             図2 ミラー容量による近似

 

                                            

                                  (5)



                                   (6)

 

 


                                      

                                    (7)

 

となります。ポールはこの分母を因数分解することで得られます。陽にはわかりません。因数分解が必要ですから何とも言えません。 因数分解したときの各1次式を0にするsの値が極なのです。Voutを∞にする、のではなく分母を0にするsの値です。

 

isojinn76さんへ


  

 ですが、この考えはおかしいですよ。(6)式の分母を0にするsが極です。

 

Z1=Z2=Z3=0

 

ではありません。(7)式の中のsをどうしたら分母が0になるかです。(7)式の分母を0にするsを見つけなくてはなりません。sの多項式として因数分解しなくてはなりません。

 

分母を

 

(s-a)(s-b)の形にしなければいけません。a,bが極です。この場合解の公式で簡単に求められますね。