ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2016/4/16)投稿日:2013/5/1
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f1=1/(2πR1C1)
f2=1/(2πR2C2)
とします。
f1<<f2
が条件です。これがいわゆる2つのカットオフ周波数です。
図1 元回路
f<<f1のとき、図1の回路は図2に近似できます。R1、C1直列回路はC1に近似でき、R2,C2並列回路はR2に近似できるからです。この場合、伝達特性は、
s*C1R2
です。つまり微分ですね。
図2 f<<f1、ハイパスフィルタ
f1<f<f2のとき図3のようの近似できます。 R1、C1直列回路はR1に、R2,C2並列回路はR2に近似できるからです。伝達特性は、
R2/R1
です。
図3 一定ゲイン回路
f>f2のとき、図4のように近似できます。 R1,C1直列回路はR1に、R2、C2並列回路はC2に近似できるからです。この場合伝達特性は、
1/(s*R1C2)
です。つまり積分ですね。
図4 ローパスフィルタ
どうして各領域でそのように近似できるかは、インピーダンスを調べてみればわかります。