ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2013/1/19)投稿日:2012/12/24
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差動回路の一般形
図1は差動増幅回路です。
図1 差動回路
さらにこれを図2のように拡張します。
図2 一般的な場合
図2のa,b,cの関係とA,B,Cの関係が同じになるようにすれば、
Bをコモンとしたときと同じ特性が、a、Aの作動増幅でえられる、
ですかね。だから同じものを入れればよい。
F1,F2は、一般的な伝達関数で、(c-a)、(C-A)とa,Aを基準にした電圧の関係です。すると、
b=F1*(c-a)+a
B=F2*(C-A)+A
となります。
① もし。B点をコモンとした単動増幅では
F1=F1(s):回路網の特性、(c-a)からbへの伝達関数として
b=F1(c-a)+a
b=B=0ですから
c=a(1-F1)/F1
② 差動の時にはネットワークF1,F2を考え、F1=F2=Fと
すれば、
a+(c-a)F=A+F(C-A)
ここでC=0ですから、
a+(c-a)F=-AF+A
c=(A-a)(1-F)/F
となり、そのまま差動版になります。
例としてバーブラウンの資料から、
http://www.ti.com/lit/ds/symlink/pcm1791a.pdf#search='PCM1791A'