ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2016/5/16)投稿日:2016/5/16
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ケーブルにフェライトコアが必要なわけ
マイコン機器につながるケーブルには必ずフェライトコアがついている。これは何のため?
■質問
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14159343814
USBケーブルにフェライトコアが両端に取り付けられた製品を見かけます。
ノイズに強いようですが、これは外来からのノイズを受け難くするするものなのか、USBケーブルから放射されるノイズを出し難くするものどちらでしょうか?
■回答
okamoch402君、
君も間違っているぜ!!!
ノイズを出さないようにしています。
ケーブルと回路は下図のモードになる場合があります。
USBケーブルに電流が流れ、アンテナとして電波を発生させます。
フェライトコアは回路根元においてインダクタンスでこの電流を阻止ます。
usbケーブルに流れる電流は普通行と帰りが同じである。このとき電波は出さない。しかし、行と帰りの違う電流、つまりコモンモードの電流が流れる場合があり、これが電波を発生させる。フェライトコアはこれを防ぐ。コアは回路の近くに付け、その回路からのコモンモード電流を抑制する。
だから、ACアダプタのラインからも放射される。だから、PCの根元にフェライトコアがついている。マイコンクロックはこの元囚だ。マイコンの在るものから出るケーブルの根元にはフェライトコアが必要だ。