フラッシュメモリ(以下FM)の内容が消えてしまった、という話は
よくあります。しかし、FMはそんなにいいかげんなものではありま
せん。無知がとんでもないデマを生み出してしまいます。
その原因の1つを考えて見ます。
■ PCの電源ON/OFF問題
FMを差したまま電源ON/OFFすると、どのようなことが起こるのか
を考えます。
PCのCPUはある電圧でしか動作しません。SW ONの後、CPU
の電源端子の電圧は上昇していきます。それが規定電圧に達すると、
それを検出しCPUがリセットされ、正常な動作が始まります。しかし、
それ以前では、CPUはめちゃくちゃ状態なのです。もし、このとき、
FMが差されていたならば、このめちゃくちゃなCPUにより、データ
が書き換えられてしまう恐れがあります。
電源OFF時もおなじです。
つまり、FMをPCの電源ON/OFF時に差しておくことは、
きわめて危険であるということです。
FMは必ず「PCの立ち上がった状態で抜き差しする」と言うことを
守れば、かなり信頼性のあるものだと思います。
■ それから、とりはずすときには、必ず画面下のタスクバーの「USB機器を安全にとりはずす」をクリックしてからにしましょうね!
■ 静電気説
よくありますが、すべてわからないことは静電気のせいにされます。
しかし、FMのコネクタを見ればわかりますが、外部と接触できるのは
GND部分のみです。内部の端子に外部のものが接触することは
考えられません。設計者はベテランですから、こんなことはかんがえら
れていますよ。