ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2016/3/29)投稿日:2013/4/28
電池を直列にしたらどうなるのか?
電池ではなくコンデンサで考える。電池は電荷がどんどん供給されるコンデンサである、と考えられるので、コンデンサで考える。
図1は2つの電荷QがたまったコンデンサC1、C2である。このとき電圧VbcとVdeが発生している。この電圧をVとする。導線の電圧Vab、Vefは0である。もし電圧があれば導線内の電子がそれを打ち消すように動いてしまうからである。つまり、導線をどんなに伸ばしてもその2つの導線間の電圧はVである。ここが難しいところでこれを理解することは私にもまだ危ういのです。とりあえず鵜呑みにしてくだされ。
図2 図1のコンデンサをつなげた
そこで、図2のように2つのコンデンサをつなげる。このときc-d間に電流は流れない。もし流れたとする。cの電子がdに移動したとする。するとC1,C2の各極板の電荷は異なってしまう。すると、C1は全体として+に帯電する。C2は全体としてーに帯電する。するといままで等量の電荷で打ち消されていた電界が外部に現れてしまう。この電界により電荷が極板に引き戻される。この電界は初めに移動した電子を引き戻す方向である。この場合c-d間に電界がなくなるまで、つまりはじめの状態になるまで引き戻される。 つまり、C1,C2をつなげても電荷の移動はない。さらにc-d間に電界はない。C1,C2の電荷は外部から見れば0であるからだ。何もないのと同じであるからだ。かくしてc-d間の電圧Vcdは0である。つまり、
Vab=0
Vbc=V
Vcd=0
Vde=V
Vef=0
つまり、
Vaf=2V
となる。