SonofSamlawのブログ

うひょひょ

序盤型人間にだまされるな!!!

ライター:mpcsp079さん(最終更新日時:2012/6/23)投稿日:2012/6/1

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 私がかってに呼んでいるのですが、序盤型人間というものがいます。

 この人は、仕事が始まると元気よく処理していきます。
私の元上司で二人、このタイプがいました。初めの方は、北大物理を出て
いました。
 
 この人、序盤はとにかくすごいのです。しかし、中盤・終盤になると人が
変わったようにだめ人間に成り果てます。すべての判断がいい加減で
やる気もなくなってきます。
 
 この人、学会発表のときも、他人の発表の批評は天下一、という感じで
誰もがその才能を実感していました、しかし、自分の発表はぜんぜんだめ
です。しかも、めちゃくちゃな行動がでてきます。この状況をみた者は
皆、彼から離れていきます。
 
 応用磁気学会へ論文を投稿しようとしていたときの話です。
ビデオヘッドの渦電流を考慮したFEM解析の話です。どうも、実験結果
と合いません。このとき、なんと彼は、計算結果を無視して、実験値と
合うような線をかってに引いてしまいました。驚きというか、犯罪と
いってもよい行為ですね。よくも恥ずかしくもなく、そんなことができた
ものかと思いました。

 彼は、このように、中盤・終盤になると、人が変わったように「無能」に
成り果てます。

 その逆もあります。序盤はだめでも、終盤で目が覚めてくるタイプ。

 つまり、序盤ーー>中盤ーー>終盤、という積み上げ、というか因果関係
は自然界には存在しないのです。

 簡単なことできなくても、難しいことできる人もいるし、その逆もいます。
準備しなくても、いきなりできる者もいるし、準備はしっかりできるのに
本番がだめな者もいる。
 
 しっかり準備させた者より、いきなり現場に立たせた者のほうが有能
だったり、前の晩の演奏会で演奏した者が、しっかり準備した者を
追い抜いて、コンクールで優勝したり、といった具合です。