無限平板コンデンサではないコンデンサが直列になった場合、どうなるか?
図1の問題をかんがえる。
図1 コンデンサ直列問題
この場合Q=qではない。もしそうだとすると、導線cの部分に電界が発生してしまう。+Q,-Qによる電界と、+q、-qによる電界は、導線cの領域で打ち消し合わないといけない。無限平板のコンデンサの場合でなければ、Q=qにはならないはずだ。
しかし、
V=V1+V2
でなければならない。それには、
Q>q
である必要がある。
j実際には、導線a,b,c内の電界を=0にするまでーーそうでなければ、電流が流れるーー電荷は動く。つまり、導線中も含めた領域である電荷分布が作られ、平衡状態になる、ということだ。