名誉とエロティックな願望に飢える我々
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フロイト(「精神分析学」の創始者)は次のように言っています。
人を空想へと駆りた
てる願望は、その性別、性格、生活事情によってそれぞれ異なるが、
しかし、たやすく二つの主なグループに分類することができる。
すなわちそれは、人格高揚に奉仕する名誉心的願望か、性的な願望
かである。
つまり、自慢とエロティックが2大願望であるということです。我々は
常にこのことで、興奮し、悩み、苦しんでいるのです。
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ある田舎の食堂に入ったとき、そこで食事をしている地元の人たちの
話を聴いていて面白いと思いました。どのような話題でも、最後のしめは、
必ずエロティックなことに結んでしまうのです。
我々も、たとえば宴会などでそうですよね! 必ずエロティックなこと
に話をもっていってしまいます。
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宴会において、またナイトクラブにおいて、特に男は女性やホステスに
自分を自慢し始めます。どのような話題でも、最後は自分の自慢話につな
げてしまいます。
男は、特にこの性質が強いですね。女性の皆さん、よく注意して男を
見てみてください。